我が子を幼稚園や保育園に通わせていると、様々な
「行事」参加することがあります。
「親子遠足」という行事は、大体が4月や5月に行なわれることが多く、
その理由としては、「入園や進級したばかりの子ども達がこれからの
園生活に期待を抱けるように」、「保護者同士の交流」などがねらいと
なるからです。
そんな親子遠足でこのような経験はありませんか?
「他の保護者はグループを作って楽しそうに会話している」
「私だけ一人ぼっち!?」
このような行事の時に「ママ友」がいないと、少し寂しい感じもします。
しかし、「ママ友は必要か?」と質問されると、「必要」と思うこともあれば、
「必要ない」と思うこともあります。
なぜこのようなあやふやな答えになるかというと、ママ友には「メリットもあれば
デメリットも生じる」からです。
今回は、ママ友のメリットやデメリット、上手な付き合い方を紹介します。
○ママ友のメリットとは
同じ幼稚園や保育園に通う子どもの保護者なので、同年代の存在が多く、
ママ友は「友達」という感覚が強いです。
子育ての悩みを共有したり、園の行事を一緒に盛り上げたり、
様々な情報交換が気軽に出来るので、ママ友は「貴重な存在」とも言えます。
我が子が体調を崩した時に、休みの連絡をお願いしたり、配布物を届けてもらったり、
急な用事の時にはお迎えをお願いしたりと、一人で抱えてしまいがちな子育ての悩みを
「一緒に解決していける存在」「協力し合える存在」というメリットが
ママ友にはあります。
このようなメリットがママ友にはあるので、「やっぱり一人でも多くのママ友が欲しい」と感じる人も多いでしょうが、その裏にある「デメリット」も理解した上で
ママ友作りを行ないましょう。
○ママ友のデメリットとは
「友達は多い方が良い」というのは誰もが抱く想いでしょうが、「ママ友」というのは、
苦楽を共にした友達という存在ではなく、あくまで「子どもを介した知人」でしかありません。
人によっては、ママ友を良いように利用している人だっています。
一度お願いを受け入れてもらっただけなのに、それを良いことに無理難題を言いつけられる。
それを断ろうとすると「私はあなたを助けたのに…」なんて事を言われる事だってあります。
子どもの世界なので、仲の良かった友達同士で喧嘩だってあります。
すると、「○○さんの子が、私の子を泣かした」なんて事を言いふらされて、ママ友の輪に
入りずづらくなる所か、今後の行事にも参加しづらくなるという事も現実にはあります。
ママ友同士の中が深まると、子育ての情報交換だけでなく、プライベートの悩みを
相談することだって出てきます。
個人に相談したつもりがママ友グループ全体に知れ渡っている、相談したママ友にその事を突き止めると
「皆に隠し事なんて悪いじゃない」なんて言葉で言いくるめられる事も…
ママ友間で起こるトラブルの例を挙げればキリがありません(笑)
もう一度言いますが、ママ友というのは「仲の良い親友」ではなく、あくまで
「子どもを介した知人」にしか過ぎないので、深入りすればする程、
落とし穴にはまってしまうというデメリットがあるのです。
○ママ友との上手な付き合い方とは
ここまで読んでいると、「ママ友っていたほうが良いの?作らない方が身の為?
もう分からない」と感じる人も多いでしょう。
ママ友との上手な付き合い方としては、「多人数のママ友を作らない」「ママ友となる人の素性をしっかりと見極める」「短期間の付き合いだと割り切る」この3点がポイントとなります。
たくさんのママ友を作ってしまうと、その中にはデメリットに当てはまる人も出てきてしまうので、
「ママ友は多いに越したことはない」という考えはあまり良くありません。
「この人となら話も合いそうだし、悩みも共有できそう」と思ったとしても、
その人の事をもう少しだけリサーチしてみましょう。
リサーチの仕方としては、「その人の子どもを見る」という方法があります。
良く喋る子、活発な子、お山の大将のような子、というのは一目見て分かりますし、そのような子どもの親も似たような性格をしています(笑)
「本当に私の性格と合うかな?」と思った時には、子どもの様子からも保護者がどのような人なのかを探ることが出来るのです。
最後に一番大切なポイントが、ママ友という存在は、「子どもが在園している期間だけの友達」だと割り切る事です。
正直ママ友というのは浅い関係なので、プライベートの話題に触れたり、「子どもの事」以外の話は避けるべきです。
互いに「程よい距離感」が大切なのです。
○まとめ
ママ友というのは、集団が大きくなれば大きくなる程、「力」を持ってしまいます。
一人が「あの先生って厳しくない!?」と話題を振るだけで、周りのママ友もそれに同調し、結果的にその先生を追い込んでしまったり、それに同調しなかったママ友を煙たがったりと、「負の連鎖」も止まらなくなってしまいます。
しかし、ママ友が絶対に悪い存在とは言いません。
困ったとき、子育てに悩んだときには同年代という事で相談もしやすく、
実際に「ママ友がいて助かった」という声も良く聞きます。
ママ友と円満な付き合いが出来るように、「ママ友との上手な付き合い方」で挙げた
3つのポイントをしっかりと理解しましょう。