私は5歳から18歳まで公文式に通っていました。
当時送迎手段を持たなかった母が近場で自分で通えるところだから、という
安易な理由で通わせられていました。
公文式と言えば宿題があるのですが、真面目な生徒ではなかった私はいつもいつも
宿題をやると言うタイプではなかったです。今思えば、ちゃんとやれよ!昔の私!と思
うのですが。
ですが、公文式で英語と国語をずっと学習した結果、大学も英文科に通うことになるほ
ど好きになりました。
国語も大学受験時までまったく苦手意識を持たずに学習できたので本当に先生方には感
謝しております。
18歳でやめた後も、折を見ては教室長にお手伝いを頼まれ何年か公文の先生もやらせ
ていただきました。
そこで思ったことは最近の子はとても真面目!ということ。
昔より今の親御さんはきちんと子どもの宿題をチェックしていらっしゃいます。
そういった背景から、現代の子どもたちは公文式を本当に真面目に取り組めばすごく成
績がよくなるのでは?と考えます。
(私は別に公文信者でもなく、他の塾の講師等も経験したうえでの個人的観点です。)
教育は時代によって変わっていくものですが、公文の学習法は基本的にシンプルなもの
です。
自分のできないところから学習し、自分のペースで宿題を増減し、教室に来てさらにわ
からないところを質問したりして
学年を超えた学習というのが最終的な目標となっていきます。
入ってくる生徒は様々です。
幼稚園の年長から入ってくる子は、「小学校の学習に取り残されないように、戸惑わな
いように。」との親御さんの思い。
小学校から入ってくる子は、「こういった学習面での不安や躓きがあるから取り除きた
い。学習の定着がしたい。」との親御さんの思い。
基本的にどういったタイプの生徒さんでも、言えることはただ一つ
「自分の子どもの学習(宿題も含め)をきちんと見ている親の子は伸びる」ということ
です。
意外といつの時代も多いのは「塾に入れたから大丈夫」「先生が見てくれる」という考えを持つ親御さん。
確かに先生は見てくれます。教室では。
ですが、家での学習状態までは把握できませんし、学習を定着させるためには何度も復
習が必要となってくるのです。
週1~2の学習を30分から1時間した程度では勉強は身に付きません。
家での振り返りこそ、勉強が身についてくるのです。
そういった面から先ほどの文に戻りますが、最近のご両親はきちんと自分のお子さんの
宿題などを把握しているので、
学習の定着が早い、どんどん学習が進んでいく、その結果生徒は学習に対して自信をつ
けていくのです。
なんだか難しい話になってしまいましたが、要は「きちんと宿題が見れるなら、お子さ
んの成績は伸びますよ」ということです。